マイホーム

マイホームを購入する前に、どんな暮らしをしたいか具体的に考えてみよう

マイホームの計画を立て始めたものの、どのような家が良いのか迷ってしまう方は非常に多いかと思いますが、マイホーム計画を始める上で非常に重要となるのが、理想とする暮らしの具体的なイメージを固めることが重要です。

闇雲に理想のマイホームを追い求めても夢が膨らむばかりで、なかなか計画が前進しないため、まずは理想の暮らしをリスト化してみましょう。
例えば、都心から近い場所で暮らしたい、子育てがしやすい郊外で暮らしたい、通勤時間を1時間以内にしたい、日当たりがよい家に住みたい、芝生がある庭が欲しい、夜景がきれいな家に住みたい、家事を楽にしたいといったように理想を列挙してみてください。最初は抽象的で大まかなイメージで構わないので、まずは家族全員で思いつくままに希望を挙げていくことが大切です。

理想の暮らしをリストアップすることで、家族全員が暮らしやすいマイホームの条件が見えてきますが、もし理想の暮らしをイメージしにくい場合は日々の暮らしを振り返ってみましょう。例えば、家族全員の通勤や通学時間を振り返ってみるだけでも、マイホームに対する要望が見えてくるはずです。
家族が家を出る時間が重なっているのであれば、トイレや洗面台を2か所にするなどの工夫をすれば、朝の忙しい時間をストレスなく過ごせるでしょう。また、職場や学校から遠いエリアに住むのは現実的ではないはずです。
加えて、現在の住まいに対する不満をピックアップするのも有効です。夏に暑く冬は寒い、日当たりが悪い、収納が少ない、キッチンの使い勝手が悪いといった不満を解消できる家は、まさに理想のマイホームとも言えるでしょう。

理想の暮らしをリスト化できたら、次に各項目に優先順位をつけてみてください。無理に順位をつける必要はなく、絶対に譲れない項目と、できたら叶えたい項目に分ける程度でも構いませんが、優先順位の上位にある項目がマイホーム探しの基準となります。
また、理想の暮らしをリスト化しただけでは、各項目が抽象的なままの可能性が高いため、次は各項目を家の条件に変換していきましょう。例えば、日当たりのよさを重視するのであれば南向きの家が良いでしょうし、日々の家事を楽にしたいのであれば家事動線がシンプルな間取り、冬に暖かい家であれば断熱性や気密性に優れた家といった具合です。

このような手順で理想の暮らしのイメージをリスト化し、住宅の条件へと変換していけば、理想のマイホームを具体化させることができ、スムーズにマイホーム計画を進めることが可能になってくるでしょう。

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